第17回 日本Awake Surgery学会

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会長挨拶

 

 

 

 

 

第17回日本Awake Surgery学会
会長 荒川芳輝 

(京都大学 脳神経外科)

第17回日本Awake Surgery学会を2019年10月12日(土)、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)において開催させていただきます。日本Awake Surgery学会は、覚醒下手術における手術手技、麻酔管理、脳機能検査法を中心にその技術開発と標準化を目的としています。2003年に嘉山孝正先生が第1回日本Awake Surgery研究会を開催されて以降、脳神経外科、麻酔科、脳機能に関わる様々な専門家が加わり、この分野が大きく発展してきました。現在では、覚醒下手術は、脳神経外科手術の必須の手技であり、また、ニューロサイエンスを進める貴重な技術でもあります。

第17回の主題は「覚醒」としました。覚醒下手術は、覚醒状態の脳機能を評価し、手術操作による脳機能障害を回避することに非常に有用です。しかし、全身麻酔後であること、開頭後であることから、その覚醒度には個人差が認められ、脳機能評価の精度に大きく影響します。そこで、本会では、各施設での覚醒度評価、覚醒度と各種脳機能評価や手術成績について議論をしたいと思います。そこで、4つのシンポジウムを組み込みました。それぞれの主題について各分野のエキスパートの先生に登壇いただきます。

覚醒と対をなすのが睡眠です。麻酔は睡眠とは異なる極度の脳鎮静状態です。覚醒・睡眠は、多くの動物で普遍的な現象ですが、その制御メカニズムは謎です。また、麻酔の作用メカニズムについても我々が分かっていないことが多々あります。そこで、内皮由来血管収縮因子「エンドセリン」と、睡眠覚醒を制御する神経伝達物質「オレキシン」の発見者である、筑波大学 柳沢 正史 先生にご講演いただき、覚醒、睡眠、麻酔メカニズムの研究についての最新知見を学ぶことができる機会となります。

本会は、脳機能のエキスパート、脳機能に興味をもつ若手の医師や研究者、医療従事者が集って、覚醒下手術とニューロサイエンスをもう一歩進める機会となるように計画しております。是非、皆様のご参会、ご協力を宜しくお願い申し上げます。